韓非子 -中国の思想

性悪説で人を見る

5.0

韓非子の核心

韓非子の思想の核心は法術であり、法律・法令を全ての人民が従うべき唯一絶対の基準とし、術により臣下を制御するべきと書いた。
この韓非子という書物は君主に向けたものであり、ひとりの人間が絶対的な権力者となるためには法の確立とその運営のための徹底した人事管理が答えであると説いた。

韓非と始皇帝の関係

もともと韓非は富国強兵の道は法術を採用する以外ないと韓王安に上奏したものの自国では採用されず、敵国である秦王政により採用されそのまま祖国韓が滅ぼされるという皮肉な結果になっている。
秦王政は韓非子を読み大変感嘆し、ついには韓へ攻め入って韓非と面会している。
韓非は秦王政に気に入られたものの、吃音・口下手が原因で登用されず、登用を恐れた秦王政の宰相・李斯の策略により、自ら毒を盛り死んでいる。
このように韓非は秦王政に登用されることはなかったものの、政が中国を統一し始皇帝になってからも法術の採用や焚書坑儒など韓非の教えは秦へ授けられた。