役員法令試験を一発でクリアする対策方法

たった2回まで!

トラックやバス、タクシーなど一般貨物の許可を取る場合、社長や役員等が試験を受け合格する必要があります。
つまり一般従業員に「お前俺の代わりに試験受けて来いよ」ということは許されません。
またこの役員法令試験は2回までしかチャンスがなく、2回とも落ちてしまうと再度申請のし直しというとても厄介な試験です。

ということで今回はこの厄介な試験を1発でクリアする効率的な勉強の進め方をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは「近畿運輸局」から

役員法令試験の出題範囲はものすごく広く、試験当日には条文集が配られますが、300ページを優に超えるボリュームで、ぶっつけ本番ではまず間に合いません。
そこで、どの運輸局で受けるにしてもまずは「近畿運輸局」の問題から解いてください。
近畿運輸局の出題傾向は条文集の最初から順番に出題され、変なひっかけがないのでスイスイ頭に入ります。
このような理由から勉強の初めはまず「近畿運輸局」の過去問から取り掛かることをお勧めします。

条文は覚えない!

いくつか過去問を解いてみると同じ法令から出題されていたりして、勝手に条文を覚えそうになることもありますが、条文は絶対に覚えないでください!
というのも実際の出題では「それっぽいけど実は間違い」のひっかけ問題がよく出ます。

ひっかけ問題の例

例えば次の問題は〇か×どっちだと思いますか?

九州運輸局 令和7年9月問題4

貨物自動車運送事業を経営する者は、有償で旅客の運送をしてはならない。ただし、災害のため緊急を要するときその他やむを得ない事由がある場合は、この限りでない。
道路運送法


×不正解

ただし、災害のため緊急を要するときその他やむを得ない事由がある場合があって、国土交通大臣の許可を受けたときはこの限りでない。
道路運送法第83条

いかがでしょう?
問題文を読む限り〇っぽいですし、似たような過去問をやっていたら自信をもって〇と書きそうですが、ひっかけで×です。
このように条文をすべて正しく丸暗記するのは不可能だから、最初から条文を覚えないようにしましょう!と言いたいわけです。

条文を探すスピードを上げる

つまるところ、、出題される条文はすべて覚えられないし、うろ覚えで足元すくわれるくらいなら、試験当日に当該条文を見つけるスピードを上げるほかありません。
ただ出題範囲は13の法律、条文集は350ページ以上ですから、ダラダラしていると時間切れになります。
そこでオススメの方法は法律の最初のページが何ページ目から始まるか覚えておくこと。
たとえば「道路交通法は147ページから、労働基準法は251ページから始まるよな」といった感じです。
そうすると後はその中から正解の条文を探し出すだけなので、そこまで時間は掛かりません。
あとは反復して1秒でも早くその条文にたどり着く訓練をしましょう!
回数をやればやるほど絶対にスピードは上がります!

各法律のスタートページ

法令試験条文集
貨物自動車運送事業法 1
貨物自動車運送事業法施行規則 24
貨物自動車運送事業輸送安全規則 41
貨物自動車運送事業報告規則 63
自動車事故報告規則 65
道路運送法 68
道路運送車両法 101
道路交通法 147
労働基準法 251
自動車運転者の労働時間等の
改善のための基準
272
労働安全衛生法 277
私的独占の禁止及び公正取引の
確保に関する法律
318
下請代金支払遅延等防止法 363

過去問を解いてみよう!

何となく対策方法や勉強の順番が分かってきたかと思いますので、実際の過去問を解いてみましょう!
今回は近畿運輸局と九州運輸局の令和7年分を作ってみました。
とにかく条文は覚えずに、正解の条文を見つける時間を早めることだけに集中してください!

役員法令試験の概要

役員法令試験の概要
受験できる人 【自然人】申請者本人
【法人】許可又は認可後、申請する事業に専従する常勤役員
実施月 隔月(奇数月)
受験できる月 原則として許可申請書等を受理した月の翌月以降
1回目不合格の場合 翌々月に1回に限り再度の法令試験を受験できる
2回目不合格の場合 当該申請を却下処分
設問内容 ○×方式及び語群選択方式
出題数 30問
合格基準 出題数の8割以上
試験時間 50分